eスポーツは、近年急速に成長している競技プレイヤー同士の対戦を取り扱う分野です。しかし、eスポーツの大会に参加するには年齢制限があることをご存知でしょうか?また、ゲームの対象年齢表示基準であるCEROの基準は、eスポーツにどのように影響を及ぼしているのでしょうか?本記事では、eスポーツ大会の年齢制限とCEROの基準について調査してみましょう。
eスポーツ大会の年齢制限
eスポーツ大会に参加するためには、eスポーツ 種目やタイトルによって年齢制限が設けられることが一般的です。これは、大会の運営側が競技者の安全や健康を保護し、ゲームの内容が適切であるかを確保するための措置です。例えば、フォートナイト大会に参加するには、年齢制限が設けられており、参加者は13歳以上である必要があります。VALORANTのチャンレジャーリーグへの参加には、少なくとも16歳以上であることが求められます(今年の大会では2007年1月1日以前に生まれた方に該当)。未成年者の大会への参加に関しては、保護者の同意書が必要となります。さまざまな大会やゲームによって年齢制限は異なり、一部の大会では一定の年齢以下のプレイヤーの参加を制限していることもありますので、各大会の参加方法を確認しましょう。
CEROの基準
CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)は、日本においてゲームソフトの対象年齢を判断し、表示するレーティングを行っています。このレーティングは、ゲームの内容に応じて「A(全年齢対象)」から「Z(18歳以上対象)」までの指標が設けられています。eスポーツにおいても、大会の内容やプレイヤーの年齢制限を設ける際には、CEROのレーティングが参考にされることがあります。では、レーティングマークの種類とレーティングの対象となる表現項目を見てみましょう!
レーティングマークの種類
アルファベット | 帯色 | 基準 | 内容 |
A | 黒 | 全年齢対象 | ゲーム内容に暴力や性的描写、過激な表現がなく、全年齢層に適していることを示します。 |
B | 緑 | 12歳以上対象 | 少し大人向けの表現やテーマが含まれています。 |
C | 青 | 15歳以上対象 | より大人向けの表現やテーマが含まれています。 |
D | 橙 | 17歳以上対象 | 暴力や過激な描写、過激な言葉が含まれていることがあります。 |
Z | 赤 | 18歳以上対象 | 暴力や性的描写、過激な表現が強調されています。 |
レーティングの対象となる表現項目
ゲームのレーティングを行う際に対象となる表現項目は、以下のようなものが一般的ですが、国や地域によって異なる場合もあります。主な対象項目には以下のようなものが含まれます。
- 暴力表現: ゲーム内での戦闘や攻撃、傷害の描写
- 露骨な血やゴア: 血液や内臓などのリアルな描写
- 性的表現: 性的なシーンや露骨な性的描写
- 過激な言葉や表現: 無礼な言葉、差別的な表現など
- 恐怖やホラー表現: 恐ろしい要素やホラー的な場面
- ドラッグやアルコール: 薬物やアルコールの使用や描写
- ギャンブル要素: ゲーム内での賭けやギャンブルの描写
- オンラインインタラクション: オンラインプレイ時のコミュニケーションやユーザー生成コンテンツ
- 負の表現: 自殺、いじめ、虐待などの負の表現
まとめ
eスポーツの大会には年齢制限が存在し、大会の運営側は競技者の安全性とゲームの適切さを確保するために様々な対策を講じています。また、CEROの対象年齢レーティングは、eスポーツ 種目における年齢制限の判断材料としても活用されています。一部のeスポーツ大会では一定の年齢未満のプレイヤーの参加を制約している場合もあるため、eスポーツ大会に参加したいゲーマーは、その大会の参加条件を事前に確認することをおすすめします。