世界中で競技人口が増加しているeスポーツ スマホから手軽にプレイできることから若い世代を中心に大人気です。IOCによる公式大会eスポーツ オリンピック・バーチャルシリーズなども開催され、オリンピック競技への正式採用も検討されています。
日本では、2022年3月に元サッカー日本代表の大久保嘉人さんがプロeスポーツチーム「BC SWELL」を運営する株式会社SWELL取締役に就任したというニュースが話題となっています。
今回は、取締役に就任した大久保嘉人さんのサッカー選手としての経歴や運営チーム「BC SWELL」についてご紹介していきます。
元サッカー日本代表・大久保嘉人とは？
大久保 嘉人さんは、1982年6月9日生まれの福岡県出身です。高校サッカーの強豪校「国見高校」へ進学し、得点王や全国高校選手権優秀選手賞に選ばれました。
高校時代から注目選手だった大久保 嘉人さんは、複数チームでの争奪戦の結果、セレッソ大阪へ入団。その後、マジョルカ(スペイン)、ヴィッセル神戸、ボルフスブルク(ドイツ)、川崎フロンターレ、FC東京、ジュビロ磐田、ヴェルディ東京などに所属しました。
2001年に新人賞を受賞すると、3年連続得点王や通算8回のMVPに選ばれるなど輝かしい功績を残しました。日本代表選手として、オリンピックやワールドカップでも大活躍。39歳で引退を発表し、長いサッカー選手として生活に終止符を打ちました。
引退後は、スポーツコメンテーターとしてサッカー中継の解説やスポーツニュースなどに出演されています。
株式会社SWELL取締役に就任
そんな大久保 嘉人さんですが「サッカー以外の道に挑戦してみたい」ということで、プロeスポーツチームの運営会社・SWELLの取締役に就任されました。21年間のプロサッカー選手として培ったメンタル力やチーム力の育成などに取り組みます。
BC SWELLについて
株式会社SWELLが運営している、プロeスポーツチーム「BC SWELL」は2021年1月に設立されました。『UNLEASH THE FUTURE ～未来の可能性を切り拓く～』という理念を掲げ、eスポーツ 種目PUBG MOBILE部門に参加している他、『リーグ・オブ・レジェンド：ワイルドリフト部門』や、『ストリーマー部門』など、様々なゲームタイトルにて活躍中。
2022年3月には神奈川県横須賀市西逸見町を拠点とし、メンバーが移住してくることが決定。横須賀市は現在、空き家問題や過疎化、高齢化、雇用問題など様々な問題を抱えています。「BC SWELL」は、地方地域に移住することで地方創生や雇用創出、スポーツ振興など、eスポーツを通して社会問題に取り組んでいます。
メンバーは5人。元韓国の有名プレイヤーなど、国内外のチームから集まったメンバーが所属しています。共同生活をしていることもあり、和気あいあいとした雰囲気のとても仲の良いチームです。まだ結成されて間もないチームですが、これからさらに実力を上げてくるでしょう。
BC SWELLの大会実績（2021年）
- PMJL SEASON1 Phase1 総合8位
- PMJL SEASON1 Phase2 総合1位
- PMJL SEASON1 総合4位
- PUBG MOBILE RIVALS CUP 総合1位
- PUBG MOBILE GLOBAL CHAMPIONSHIP 2021出場
eスポーツ『PUBG』とは
PUBGとは、eスポーツ 種目（タイトル）で『PLAYER UNKNOWN’S BATTLE GROUNDS』の略称です。分類は、生き残りをかけ、武器やアイテムを駆使して戦う「バトルロイヤルゲーム」。最大100人のプレイヤーから最後の1人に勝ち残るまで闘います。
衣服以外のアイテムを所持していない状態からスタートし、武器や装備は建造物などから入手していきます。1人での対戦の他に、2人や最大4人までのチームモードで戦うことも可能です。
韓国で制作されたゲームのため韓国はもちろんのこと、日本国内での人気も高いタイトルとなっています。NTTドコモがeスポーツ事業に参入すると、賞金総額3億円のPUBG MOBILEの大会を開催しています。賞金総額の大きさからもPUBGの人気の高さがうかがえますね！今後も大手企業がeスポーツ事業に参入し、市場規模はさらに拡大されていくでしょう。
最後に
プロeスポーツチーム「BC SWELL」を運営する株式会社SWELLの取締役に就任された大久保嘉人さんの経歴や「BC SWELL」についてご紹介しました。「BC SWELL」は、設立1年目でeスポーツ 種目(ゲーム)『PUBG』の世界大会に出場するなど、実力のあるプロeスポーツチームです。大注目チームの運営会社取締役に就任された大久保嘉人さんは、サッカー選手として輝かしいご功績を残してきました。フィールドは異なるもののeスポーツ界でもその経験を活かし、盛り上げていってくれることを期待したいです。これからの活躍に目が離せません。